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[インタビュー] Solr 3.5 トレーニングコース 受講者 ユニバーサルナレッジ 勝又尚人 様

Solr 3.5 基礎/応用/データインポートハンドラの3日間の定期開催トレーニングコースを受講されました、ユニバーサルナレッジ株式会社の勝又尚人さんに、受講後のインタビューに応じていただきました。

ユニバーサルナレッジについて

ロンウイット関口「ユニバーサルナレッジ(以下、ユニナレ)という会社について教えてください」
ユニナレ勝又「ちょうど1年前に設立された、ECサイトの改善をお手伝いする会社です。私自身は2ヶ月前にJoinしたばかりです」

ユニバーサルナレッジ 勝又尚人さん

ユニバーサルナレッジ 勝又尚人さん

関口「その前は何をしていましたか」
勝又「その前はヤフーの検索事業部というところで、ログの集計を担当していました。ユニナレの創業者で社長の井上が元ヤフーで検索事業部長をしていて私の上司でした。井上はその後、バイドゥの社長を経てユニナレを設立しました」

関口「勝又さんはユニナレではどんな業務を担当していますか」
勝又「ユニナレでもログ集計を中心にですが、少人数なのでなんでもやっています。もちろん、検索も」

関口「ログ集計というと世の中Hadoopがはやっていますが、やはりHadoopを使っているのですか」
勝又「いいえ、Hadoopを使うほどデータ量も大きくないので、PerlやPythonでやっています」

関口「ユニナレのECサイトの改善というのは、具体的にどのようなものですか」
勝又「検索を中心としたコンサルティングです。たとえばヨドバシカメラ様では、検索語のサジェスチョンやランキングの改善を行いました。ランキングを改善する前はプリンターを検索すると、プリンターの消耗品が先に表示されてしまっていましたが、改善後はきちんとプリンター本体が先に表示されるようになりました」

トレーニングコース受講の動機

関口「今回トレーニングコースを受講していただいた動機はなんでしょうか」
勝又「ユニナレではサジェストサーバーや他の案件の商品検索でもSolrを多用していて、きちんと体系的に学びたいと思ったからです。特に運用周り。たとえばSolrを使っていてエラーが発生したとき、表示されたエラーメッセージでGoogleを検索すると、同じエラーに遭遇した人の解決策が検索できて問題を解決することはできます。でも結局、それはその場しのぎ。それが正解なのかわからないし、なぜそうすると問題がなくなるのか、本当のところはわかりません。体系的に学べばエラーの原因が早くわかるようになり、解決方法が見つけやすくなります。Solrを日常的に使っているコンサルタントのノウハウや知見も得られるだろうという期待もありました」

トレーニングコースを受講しての感想

関口「受講してみてどうでしたか」
勝又「体系的に学ぶといったことや、コンサルタントのノウハウや知見が得られるだろうという目的は達成できたと思います。あと、講義時間に比べてテキストの内容が多いですね。残念なことにスキップされた部分が結構ありました」

関口「時間が余ることを恐れて、内容を盛り込みすぎたところは正直あります。時間が余るよりいいだろうと(笑)。スキップしてしまった演習はぜひ自社でやっていただき、不明点は「受講後1ヶ月間のアフターサポート」サービスを利用して、ご質問いただきたいと思います」
勝又「あと、「Apache Solr 入門」(技術評論社)はSolr 1.4対応ですが、Senが使えなくてはまりました。トレーニングコースでは最新の3.5で講義が行われ、lucene-gosenでスムーズに演習ができました。それから新しい発見もいろいろありました。dismaxクエリも知りませんでしたし、ファセットを使った絞り込み検索もよく理解できました。残念だったのは、パフォーマンスチューニングが含まれていないことです」

関口「内容が多いので入れることができませんでした。Solrのキャッシュの使い方について演習付きで詳しく解説しているので、そこから発展させればわかるでしょう、という立場です。実際には難しいとは思いますが。もし必要になったら、コンサルティングをご依頼ください(笑)」
勝又「了解しました(笑)」
関口「本日はお疲れのところ、インタビューにおつきあいくださいましてありがとうございました」


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