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コンサルタント紹介

お客様の課題と、技術力の掛け算から、
研究者の発想にはないソリューションが生まれる。

シニアコンサルタント /西潟一生
シニアコンサルタント /西潟一生
PROFILE

2015年8月にロンウイット入社。コンサルタントとして、数多くのプロジェクトを手掛けてきた。情報検索、自然言語処理を専門とし、書籍 「Apache Solr 入門」の執筆も手がける。ドライブが趣味の1つで、現在はマツダ・ロードスターを所有。

技術者としてのキャリアに行き詰まりを感じていた時、ロンウイットに出会った。

大学では情報系を専攻し、修士課程を修了しました。学生時代に学んだ自然言語処理を仕事に活かしたいとは思っていたものの、最初に就職したのはハードベンダーのSI部門。その後、検索エンジンの開発を行っているソフトベンダーに移りましたが、学生時代に学んだ知識を十分に活かせず年齢だけ重ねていることに焦燥感を覚えることもありました。

しかし、その時点で学生時代学んだ情報検索や自然言語処理から離れて5年。これだけのブランクがあったのでは、情報検索や自然言語処理を専門とする第一線のエンジニアを目指すのは難しいだろうと諦めていました。そんな時、ふとしたことから当社の代表である関口と出会ったのです。

ロンウイットは、少数精鋭の組織で、第一線で活躍している企業のトップクラスのエンジニアが働いていると感じました。

まして、それが自分と同じ価値観を共有できる人たちのいる会社なら、まだ第一線のエンジニアを目指せるのではないか。そう考えて、ロンウイットに入社しました。

入社後、私がコンサルタントとして担当してきた仕事は主に、Apache Lucene/Solrの導入支援、導入済みのお客様の検索システムの最適化、Lucene/Solrのエコシステムを開発する、という3つが挙げられます。 私自身が数多く手掛けてきたのは、3番目の業務です。Lucene/Solrを使った検索をより良くするため、データの前処理や、そのためのツール(エコシステム)を開発するプロジェクトに携わってきました。

ロンウイットのコンサルタントは、最先端の技術だけを提供するエンジニアではありません。技術だけを突き詰めるのではなく、時にはレガシーな技術を織り交ぜながら、お客様が納得できる技術の組み合わせを提案するのは、まさに研究者とエンジニアの交差点にいるかのような新しいポジション。そこに大きなやりがいや可能性を発見したのです。

この会社に来て自分の強みを再確認できたとともに、ようやくそれを最大限に活かせる仕事に出会えた、と思っています。

Lucene/Solrの性能を最大限に引き出すため、新たなエコシステムを開発する。

私がこれまでに手掛けてきたプロジェクトの1つに、インターネット購買サービスで用いられていたクレンジングツールの高速化があります。 お客様が提供している購買サービスは商材の数が膨大なことに加え、スペックや商品名の変更が度々行われてきたため表記が揺れており、データをクレンジングしないと正確な検索ができないという課題がありました。お客様は他社にこのクレンジングを行うアプリケーションの開発を依頼していましたが、完成されたツールはクレンジングに約一週間もの時間がかかりとても実用に耐えうるものではありませんでした。そこで弊社に白羽の矢が立ったわけです。お客様のご要望はとにかくこのクレンジングツールを高速化したいというものでした。

私とお客様が最初に考えたのは、Apache SparkやHadoopなどの分散処理フレームワークを使った高速化。 しかし、既存アプリケーションをこの分散処理フレームワークに適用させるとなると、アプリケーションの多くを作り直す必要がありました。これでは多くの工数がかかるだけでなく、期待される高速化がどこまで見込めるかも不明瞭でした。

解決策を見出だせないまま既存アプリケーションのソースコードを眺めていたら、そもそもロジック的に遅い処理で実装しているのではないかという、これまで思いもよらなかった考えが浮かんできました。既存アプリケーションを開発した企業は業界では有名なエンジニアが数多く在籍している企業。そのエンジニアが書いたソースコードは品質が良いだろうと勝手に思い込んでいたわけですが、それが盲点でした。

そこで私は分散処理による高速化をやめ、既存のソースコードを改修し、超高速に結果を出力できるアルゴリズムを考え出すことにしました。プログラムは往々にして計算量との戦いになります。いくら高い精度が出せるアルゴリズムを考案したところで、現実的な時間で終わらないのであれば意味がありません。

新しいアルゴリズムを考案した結果、処理時間は一週間から一時間にまで、激減しました。既存プログラムを分析した結果、思った以上に計算量を削減できる箇所をいくつも発見できたのです。

また、別のプロジェクトでは自然言語処理技術を応用し、文書中の変更点だけを見つけ出すという作業の自動化を行ったこともあります。 自然言語処理や機械学習を始めとするAI技術の発展が著しい昨今ですが、上記の2つのプロジェクトは AI の一般的な技術をそのまま適用することで解決できるものではありませんでした。これらAI技術に共通して言えるのが、AIに対して与えるデータそのものはまだまだ人間が判断する必要があるということ。この部分は、コンサルタントの技術力と、経験値に頼る部分が大きいのです。

この会社に入社して、自分でも予測していなかった大きなやりがいに出会えた。

ロンウイットは、代表の関口がApacheプロダクトのコミッターを務めている企業であり、日本国内でのLucene/Solrの啓蒙や普及には、一企業としての利益の追求を超えた役割を担っている部分があります。私自身、Lucene/Solrの技術解説書に著者として参加したり、様々なコンベンションに参加して、講師やプレゼンターを務めてきました。 ウェブでLucene/Solrを検索すると、弊社代表である関口宏司という名前が上位で表示されることもあり、彼の存在がロンウイットのブランド価値につながっている部分は非常に大きいと思います。

Lucene/Solrはオープンソースですから、SIerなどが独自でシステムに組み込んだ結果、適切な設定ができずに苦労するといったケースが少なくありません。そのため、お客様からの直接のご依頼で、大手SIerやITコンサルティング企業が開発を手掛けているシステムの検索部分だけをサポートするといったこともよくあります。

この会社でコンサルタントとして働くようになり、自分でも予測していなかった大きなやりがいや、自分の能力を生かすチャンスと出会えたと思っています。 お客様の課題と、技術力がうまくかけ合わさることで、研究開発を行っているだけの目線では発想できない新しいソリューションが生み出されることがあるのです。そうしたプロジェクトに対して、コンサルタントとしてだけでなく、プログラマーとしても力を発揮できるのが私の強みだと思っています。

この先も、様々な課題をお持ちのお客様のプロジェクトに参加させていただくことで、Lucene/Solrの新たな可能性を切り開いていきたいですね。

トレーニングコース

ロンウイットのトレーニングは、Lucene/Solrの経験豊富なコミッターの
監修のもと開発されたハンズオン(実習)形式のコースです。

セミナー

ロンウイットのApache Software Foundationコミッターが、情報検索の基礎、自然言語処理、そして、ユーザにとっての効果についてご説明させていただきます。